新・一閑張りとは

一閑張りは、竹籠に和紙を貼り合わせ、表面に柿渋を塗った、江戸時代から伝わる工芸技法です。容器としてはとても丈夫で、食料や衣料、道具などを入れて、日用品として使われてきました。きらめき工房では和紙独特の風合いや色などを現代的に捉え、新・一閑張りとして日常の生活スタイルにマッチした工芸作品を創作しております。

和紙の存在感

紙と水

かつてダヴィンチのノートの中に水のことをこう書いてあったことを覚えています。「水は形を持たない。どんな形にも沿うのだ」と。紙を染めることを仕事にしていると水の不思議さと深さの前にいつも赤子のようになります。村上さんは、私の染めた紙にまた水を加え紙を分け竹かごやざるに紙を沿わせます。極東の島国の平成の紙屋はこんなことを思っています。「紙は形を持っています。でもどんな形にも沿えます。なぜなら、紙は水の子供だからです。」

紙舗 直 店主 坂本直昭